Meno mosso!!!

2011年7月23日 閉鎖

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

アケチテング(2)

小説はまだ生きている(キリッ


はいはーい、完全になくなったと思っていたアナター。
残念でしたー。案外しぶといでーす。


さて、2週間近く空けましたが、別にネタがなかった訳じゃない。
勉強が異常に重なってきやがっただけだ。 (・ω・`)

にしても間隔が空き過ぎて文面が完璧に変わった。どないしましょwww
ていうか結構やっつけです。えらいこっちゃwwwww

別に気にしてませんけどw


えーと、それでは。どうぞ。


←第1話




かくしてアケチテングの弟子になるための試験を受けることになったおれであるが…。
ここで問題点を挙げておこう。
俺は今も昔も酷い運動音痴で、若かりし頃は可愛らしき美顔を用いてそれを誤魔化してきたのだが、醜く年を取って背骨を伸ばしてしまった今では可愛らしいどころかどことなく憎たらしい。そんな憎たらしい顔を携えてその上例の酷い運動音痴である。万能の神ですらさじを投げるだろう。どうしようもない。
…話が逸れたので元に戻そう。
ともかくそんな酷い運動神経なものだから小・中・高と運動部には入らずに帰宅部においてその才能を遺憾なく発揮していたので体力など付けたくても付かなかったのだ。

要するに、早くもバテたのである。

アケチテング様が屋上に行ってしまわれた後、直ぐに俺も屋上に向かったがアケチテング様の姿はなかった。
とりあえずそこからキャンパスを一望してアケチテング様を探そうと思ったのだが足の震えが邪魔をして見る事は叶わなかった。
そして、道行く人々に尋ねて尋ねて回り東に西にと東奔西走。

結局まともな情報は入らず、仕方なく学食で作戦会議を行うことにした。
メンバーは俺と俺。あとは俺である。
自分で言っていて哀しくなってくるのは何故であろうか。

と、いうわけで過度にしょっぱいコーヒーを啜りながら作戦会議に入った。
『やはりベターなところから入るとすれば罠だろう』
『落とし穴などどうであろう』
『キャンパス内は全て舗装されていて穴など掘れないぞ』
『というよりは器物損壊罪ではないか?』
『むぅ…』
『地道に追いかけてみればどうだ?』
『その体力がもうないだろうて』
『むぅ…』
会議は八方塞がりである。

コーヒーもなくなって、特に会議の進展もなかったのでもう一度探すことにした。
こうなればもう後は勘にたよるしかないだろう。
またの名を神頼みだ。神を探すのに神に願うというのもおかしな話だが。


そろそろ日が傾いてきた。
俺は低血圧だから朝に弱い。よってできれば今日中に決着を決めたい。
先ほどまであった事はもう言うまい。皆の想像通りだ。

そういえば例の東奔西走をしていた時に小耳にはさんだのだが。
アケチテング様はどうも戦前からこの大学に通っているそうなのだ。
誰がどう見ようとあのアケチテング様は100歳を超えるような長寿にはとてもじゃないが見えない。
多めに見積もってもせいぜい25~26歳と言ったところである。
まさか不老なのであろうか?
神様なのであらばそんなことも可能であろうが…。
とはいえ、建物をひょいひょいと飛び越えるような強靭な足を一般人が持っているとは思えない。
真実は如何に?

いい加減家に帰らなければ警備員さんに怒られるような時間帯だ。
最後の勘を信じて俺はキャンパスの中心にある校舎に足を踏み入れた。
流石に殆んど人は出払っており、窓から入った赤い日差しだけが廊下にはあった。
キュッキュッと靴を鳴らしながら廊下を歩いて行く。
廊下の突き当りには用具置き場のような所があり、その用具に扉が隠されていた。
如何にも怪しいではないか。神様がいてもおかしくは……いや、おかしいかもしれないがとりあえず用具を脇に押しやり、埃が被ったその扉をえいやっと無理矢理開けた。

部屋は暗くて目が慣れるのに少しだけ時間がかかったが、なんとか部屋の電気のスイッチを探しだして押した。
そこで部屋の全貌が把握できた。
文化祭で使われたであろう『おまんじゅう』と毛筆体で書かれたのぼり。
埃がかぶった木の棚に置かれているマトリョーシカ。
謎の生物?を象った巨大な人形。
そして部屋の中心にはどこに紐を縛っているか分からないほどあらゆる所に支えを結びつけたハンモック。
そこで寝ている人物が、アケチテング様であった。
鼻ちょうちんを出しながら寝ている。本当に出す人がいたのかと感心してしまった。


ハンモックの紐を避けながら部屋の中心に近づいていく。
「アケチテング様、テング様、タッチですよ。起きてください」
そう言って俺はアケチテング様の肩を叩いた。予想外に細い肩だった。
「ん?…ぬ……ぅ」
そう言ってゆっくりと起き上がった。目ヤニが酷い。

「…あぁ、…そうか…鬼ごっこしてたんだっけか…?」
「はい」
「そうかぁ……どうやって此処を見つけたんだ?」
「あの…その……勘です…」
「勘…かぁ」
そこでアケチテング様はクスリと笑った。

「よし、約束だからな、弟子にしてやろう」
「ほ…本当ですか!?で、では…宿題を直ぐに終わらせる方法を…!」
「…なんだそれは?そんな方法、ワシは知らないぞ?」
「へ!?」
「ワシは勉学の神様でもなければ…、そもそも神様でも何でもない」
アケチテング様はそう言ってスタスタと廊下に出て行ってしまった。
俺も直ぐに追いかける。
「ま、待ってください!では、アケチテングとは…何者なんですか!!?」

アケチテング様はゆっくりと振り返る。
着物の色が夕陽に反射してなにか不思議な感じを演出している。
「そうだな…」
するとアケチテング様はこちらに異常なスピードで突っ込んできた。速い。
思わず目を瞑ってしまう。
次の瞬間気味の悪い音が廊下に響く。
流動体の何かが地面に落ちたような音だった。
次に腐乱臭がする。が、それはすぐに消えて臭わなくなった。

目を開けると前にはアケチテング様は居ない。
後ろを振り返るとそこにアケチテング様のぼさぼさの髪の毛があった。
足元には黒くてなんだか薄気味の悪いグジュグジュとした物体が落ちてる。
「…え?……これは…?」

また後ろで音がする、だが今度は音というより鳴き声・叫び声に近かった。
振り返ると10m程離れた所に明らかに人ではない異形な何かが居た。
一瞬で全神経が訴えてくる。逃げろ!逃げろ!
体は動かない。こんな時にも動かない。

だが、次の瞬間その何かは居なくなっていた。
また足元に黒いグチュグチュがある。
何かがいた傍にはいつの間にかアケチテング様が居る。


「何者かって言うと…」




「守護者かなぁ…」




そう言ってまたアケチテング様は笑った。
スポンサーサイト

| 小説 | 23:21 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

いいんじゃないですか?
ところでオチは考えてんのか?

| 紅白パンダ | 2010/07/28 16:50 | URL |

>紅白パンダ
なんだかなぁ…。
大体の構想は考えてある。

| 色波 | 2010/07/28 20:17 | URL |

それは良かった。
ひとまず打ち切りだけは避けてほしい

| 紅白パンダ | 2010/07/29 17:40 | URL |

>紅白パンダ
最後の構想考えてあるからそれは無いと思われ。

| 色波 | 2010/07/29 20:36 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://soryaa.blog64.fc2.com/tb.php/286-6d1374af

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。