Meno mosso!!!

2011年7月23日 閉鎖

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アケチテング(1)

小説再始動。

一応書けたので載せときます。
ちなみに以前やった”次回小説を決めよう!”的な企画にあったどれとも違うヤツです。
これの方が書きやすいかなーって思ったんで。

えー、文体としてはモリm…ゲフンゲフン
森見登美彦さんの文体に近づけたつもりです。
多分、全然似てないですが。

次回はいつ載せるか分かりませんが、トゥルトゥル更新していきます。



まずは、あまり期待せずに読んで下さい。
その方が俺としても気が楽なんでw


では、どぞ。







いつからだろうか。
俺がこんなに腐ってしまったのは。

気付いた頃には時既に遅し。
溜まりに溜まったレポートの山に押し潰され。
借りているアパートの家賃と食費で首は回らず。
アルバイトは持ち前の不器用さで全てを駄目にし。
片思いの女子に心にも無い事を言ってしまい今までの苦労が水泡に帰す。

レポートに挑もうとも、
気付けばその山を枕に涎を垂らし。
いくら金を工面しようとも、
己が食欲に全てが消し飛び。
冷静にバイトをこなすが、
不器用さは正も負も全てを包み込み。
新しい恋は、
…いまだその兆しを見せない。


やり直したい。
人生と言う名のゲーム機のリセットボタンをカチリと押して、とりあえずあの娘に嫌われる前くらいからやり直したい。
だが、そんなボタンはどこにもなく、あるとすれば部屋の片隅に転がっている壊れかけのラジオのボタンくらいだ。
無論、何も聞かせてはくれない。


そんな不毛な悩みを抱えていた時分である。
とある噂を小耳に挟んだ。
この大学には『アケチテング』なる妙チキリンな神様が居るそうなのだ。
なんでもそのアケチテング様は大学構内におわすに相応しく、勉学の神様であり。
どれほど難解な・面倒くさいレポートだろうとたちどころに終わらしてしまうらしい。

そんな素晴らしい神様が居たとは生まれてこの二十余年これっぽっちも知らなかった。
今すぐにお参りをしなくては。勿論御土産を持ってだ。
そして、レポートの山を一掃し、余りの時間はバイトに充てて金を稼ぎ、バイトの先輩の頬を札束で叩き、あの娘との恋を復活させようではないか!
そうだ!そうだ!と、俺の中の俺も全員賛同している。
サァ、今こそ素晴らしき恋を始めようではないか!!!


翌日、俺は御饅頭が入った袋を片手に大学構内にあると言われるアケチテング様のお社を探した。
見知らぬ人に聞いては呆れられ、また聞いては笑われ、俺の心がズタズタになって2時間ほどたった頃合にようやく件のお社を見つけた。

そのお社は果たしてお社と呼んで宜しいのかと誰かに問いただしたくなるほど汚く、みすぼらしい物だった。
こんなになるまで放置しやがって阿呆共め。と心の中で悪態をついた。
折角なので伊勢神宮も見劣りするほどの綺麗さにしてやろうと掃除もしてみたのだが、頑張ってみても下町の名も無き神社とやっと肩を並べる位にしかならなかった。

お供え物を台座と思しきところに置き、手を何度叩けば良いのか分からなかったので自分の年の数と同じだけ叩いて、適当な念仏をむにゃむにゃと唱えて、お願いします。と言っておいた。
「では俺は…いやいや、私は此れにて」
そう言ってお社を立ち去った。

大通りの方へ歩いて行く途中、一人だけとすれ違った。
ほほう。中々殊勝なヤツだと思うよりも前に、なんて妙なヤツだ。と思った。
その男は着物と袴をルーズに着こなし、袴の下にジーパンを穿き、下駄でカランコロンと音を鳴らしながらピロピロ笛を伸ばしたり縮めたりしている。また、ボサボサな髪でできた前髪をヘアゴムで縛っている。
よくよく見てみるとまだ妙チキリンな物を持っているがその風貌は筆舌尽くしがたい。

ここで気付いた。
妙チキリン?どこかで聞いたフレーズではないか。
最近聞いた。
そうだ、アケチテングだ。
もしや彼こそがそのアケチテングの権化なのではないか?
確かにあの風貌は天狗と呼ぶに相応しい。

そこまで考えが至った所で俺は回れ右をして先ほどの男を追いかけた。


男はお社の前に居た。
独り言が聞こえる。
「ふーん、今回の信者は随分手が込んでるな…。お社の掃除までするなんて。…そんな労力があるならもうちっと良い饅頭を買って欲しいもんだ」
そう言って男は私が持ってきた饅頭を口に頬張った。
「ん。久々のメシだ」
「あの!」
私は一気に飛び出して男に話しかけた。

男はこちらを振り返りながらもう一度饅頭を頬張った。
まるで、なんだね?チミは?とでも言いたげな顔だ。
「あのっ!付かぬ事お伺いしますが、あなたはもしやアケチテング様ですか!?」
「うん。そうだけど」
男は即答した挙句、神にしてはいやに軽々しい言葉を吐いた。

「……あの、私を助けて下さい!レポートの魔の手から!」
多少おどけながら私は懇願した。
ふーむ。と言いながらそのアケチテング様は俺の全身を嘗め回すように見た。
「じゃ、ワシの弟子になるか?」

突拍子もない質問に驚いた。
驚いたが、もし俺がここで「はい」と言えば俺は神様の弟子!
言ってしまえば神様とほぼ同等の立場に立てるという事なのだ。
そしてあの娘との恋を…むにゃむにゃ。

「はい!」私は答えた。
「ん。そうか」アケチテング様は満足そうな顔をした。
そのままテング様は続ける。
「じゃ、今から試験をする。キミが本当にワシの弟子に相応しいかどうか、ね」
「…はぁ」
「いいか?ワシは今から1日、大学構内を逃げ回る。キミはその逃げるワシを捕まえる。要するに鬼ごっこだ」
「…はぁ」

アケチテング様は懐から装飾のハゲた懐中時計を取り出すと時間を確認する。
「それじゃあ明日の午後3時までが期限だ」
「よーい……」
「あの!ちょっと待ってくださ」
「どん!」
するとアケチテング様は俺の視界から突然消えた。
というよりは、跳んだ。人の脚力とは思えぬ力で。
そして傍の建物の壁を蹴ってそのまま屋上まで行ってしまった。
「忘れるなよ!期限は1日だ!!!」
そう言ってアケチテング様を姿をくらましてしまった。

上等である。絶対に捕まえて見せよう。
そしてあの娘との恋を…むにゃむにゃ!!!
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| 小説 | 20:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

人の文体をパクるってぶっちゃけ楽だよね。
期待してんぞ!頑張れ!

| 紅白パンダ | 2010/07/10 21:56 | URL |

>紅白パンダ
あ、それ禁k(ry
あんまり期待するなと言ったろーに。

| 色波 | 2010/07/10 23:31 | URL |















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