Meno mosso!!!

2011年7月23日 閉鎖

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泣けない涙《第11話》

手がまだ変だぞ?
一体なんだったんだか。


なんかもう11話になっちゃいましたねぇ。
いつまで続くの?コレ(おい)

予想では残り5話くらい!!?さぁ今日もガンバロー。


(あ、今回も医療に対して適当な事書いちゃってます。ご容赦ください)


←第10話          第12話→




『なんだか最近楽しそうだねー』
遠藤さんがガラス越しに俺にマイクで話しかけてきた。
検査室の壁に反射して少しうるさい。

「そうですか?」できるだけ、ぶっきらぼうに答えた。
『そうだねー、前はもっと死んだ魚の様な目をしてたよ』
「さ…魚ッ!?」
『うん。魚ー』
遠藤さんが言うからには多分そうだったのだろうけど…。
それにしても魚…。しかも死んだ……。


今日の検査は植物人間になる原因が最も多い脳を重点的に調べる検査だった。
頭の周りで大掛かりな機械が動いているのだが、耳元でウイーンっていっていてなんかうるさい。


『友達でもできたのー?』
「あー…、ハイ。一応」
『へー』遠藤さんはあまり興味がなさそうにしながら手元の機械をいじっていた。

頭の周りの機械が少しだけ動いて、ガラスの向こうの遠藤さんの姿が見えなくなった。
遠藤さんの声だけが聞こえてくる。

『ところでお見舞いは誰か来たー?』
「え、あぁ。母と父が一応…」
『友達は来てないの~?』小馬鹿にしたような声が聞こえる。
「んなッ!き、来ましたよ!!」
『本当ー?見てないけどー?』
「このッ…!」


確かに、友達が来たのはただの一度だけだ。見てないのも頷けるだろう。

元々俺にはそこまで友達はいなかった。
クラスでは午後の部活のためにほとんど寝て過ごしていたし、何よりそこまで社交的でもなかった。
よって、同年代の中で友達だと胸を張って言えるのは繁と准哉だけだった。

陸上部の同学年メンバーとは話していたけど、そこまで親しくなくて、見舞いに来なくてもおかしくはない。
俺だってあいつらが入院しても見舞いに行くかどうかは微妙だ。


そしてその数少ない友達の繁とはリレーのせいで関係が崩れてしまっていて、面倒臭がりの准哉は来る確率は低かった。


でも、その准哉がこの前来た。

確かその日は光と会えなかったので仕方なく病室に戻ってつまらないテレビ番組を見ていたはずだ。
空が赤かったから多分4時くらいだったろう。
「…………」
「なにしてんだよ。准哉」
「いや、もし違う人の病室だったら嫌じゃん」そうブツブツ言いながら准哉は部屋に入ってきた。

「久しぶりだな。何ヶ月くらい?」
「さー。そんなの数えてねーよ」
「………」
「………」
「…お見舞いの品とかねぇの?」
「…ない」
「お前、お見舞いの時は何か持って来るのがマナーだろ」
「あ、ドロップがあった。食う?」
「…食う」
カランという音がして出てきたのは橙色のドロップだった。
すぐさま口の中に入れて味わう。オレンジの味が口の中にひろがった。

「すぐ来てやれなくて悪いな。ほら、繁の目がさぁ」
「ん。そうだな」
「あれから泰知の話しなくなっちゃってさ」
「うん」
「あいつ変わっちまった…かな?」
「なんで疑問形なんだよ」
「よく分からねーの」
「…あっそ」

それからちょっとだけ学校とか、病院の話をして。帰って行った。




「はーい。検査終わったよー」遠藤さんの声がぼんやりとしていた耳に入ってきた。

「随分ぐっすり寝てたねー。都合いいからちょっと多めに検査させてもらったよー」
「あ、寝てましたか…」
「そうだ、さっきの話聞いてた?」
「お見舞いが来たかってヤツですか?」
「いや。やっぱり聞いてなかったんだね」

そう言うと遠藤さんは少しニヤニヤしながら、
「知ってる?人生最大のイベントは恋愛なんだってさ」と言った。

あれ?この人もしかして光と俺が最近親しい事知ってるのか?クソッ。
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| 小説 | 19:51 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

No title

あと5話か・・・どうなるんだろ?
今日のもよかったで

| 紅白パンダ | 2009/12/13 22:55 | URL |

No title

ふふふ…。
ラストはもちろん泣かせる自信がありませんぜ!!!

| 色波 | 2009/12/14 18:13 | URL |















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